ジュヴレ シャンベルタン村、3つの地区と9つのグランクリュ、その愛される理由

寝かせているたくさんのワインもありました!. 生産本数が少なく、日本への入荷はごく僅かです。. ツアーはグラン・クリュのマジ・シャンベルタンとシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの間からスタートし、グランクリュ通りを歩きながら解説を聞きます。. 50 ha は Premier Cru). Ruchottes-Chambertin. ドメーヌ・モーム~Domaine Maume~. ・香りの特徴は熟成による「獣臭」。但し、7〜10年以上の熟成が必要。. ジュヴレ・シャンベルタン村においては、地勢に由来する局地気候が非常に重要で、特級畑群の北に位置するコンブ・ド・ラヴォーと呼ばれる急峻な小渓谷が雹などの悪天候を西側に逃がす働きをするため、特級畑が降雹の被害に遭うことはまれです。また、冷たい空気は斜面の底部に流れ込んでいくため、斜面最上部に位置する特級畑が霜害に遭うことは珍しく、実際、ジュヴレ・シャンベルタンの80haを超えるブドウ畑が霜害で壊滅した1985年でも、特級畑の被害は皆無でした。西から東にかけて緩やかに傾斜し、西側の斜面上部ほど表土が浅く、水捌けが良い特級畑群のなかでも、シャンベルタンはやや南に向いた陽当たりの良い傾斜で、1855年にラヴァル博士が理論的にこの畑を最上としたのには、充分な理由があったように思われます。. 味の濃い「作られた男性イメージ」のジュヴレ・シャンベルタンは世界的に定着していき、本来の持ち味とは違うものが世界に広がっていきました。ナポレオンが好んだという逸話も、このイメージを後押ししたのかもしれませんね。. ブルゴーニュワインは好きだけど、ちょっと物足りない、もう少し強い赤ワインが好みという方でもこのジュヴレ シャンベルタンは好きという方はよく聞きます。. これは84のAOCに加え、Dénominations Géographiques Complémentaires de l'AOC Bourgogne(ブルゴーニュのAOCに地理的補足を持つデノミナシヨン)も加えられていたためです。. シャンベルタン・クロ・ド・ベーズはシャンベルタンと並び合っていますが、こちらは傾斜がやや強く、表土も浅く小石が多く含まれるため、シャンベルタンに比べると引き締まったエレガント寄りの味です。. ジュヴレ シャンベルタン村、3つの地区と9つのグランクリュ、その愛される理由. 「ドメーヌ・フーリエのワインは、かなり納得のいく価格だ。ジュヴレ・シャンベルタンでは、私は、2つの美しく造られた、しかし対照的な 2 つの 1er Cru (一級畑) を紹介したい。『グーロ』 (Les Goulot)、『シャンポー』 (Les Champeaux) である。かなり異なった性格のワインであるが、どちらも、ジャン・マリー・フーリエの醸造法の透明性を雄弁に物語っている。」. ミネラル感、酸味がしっかりあり、長期熟成も可能です。.

  1. ジュヴレ・シャンベルタン シャンポー
  2. ジャフラン ジュヴレ・シャンベルタン
  3. ジュヴレ シャンベルタン ラ ジュスティス
  4. ジュヴレ・シャンベルタン 2019

ジュヴレ・シャンベルタン シャンポー

7ha)は、5名の所有者(ドメーヌ・アルマン・ルソー、ルイ・ジャド、フーリエ、シルヴィ・エスモナン、ブルーノ・クレール)すべてが優良な生産者で、流通しているワインの平均点を取れば、明らかにシャンベルタンよりも優れています。シャンベルタンに2. 「20年以上の熟成ワインは、何人かの無名な造り手が素晴らしいワインを造っていることを確認できた。若い時は禁欲的であるが、忍耐すると報われるワインである。」. ・リュショット、ラトリシエールと斜面下部のグランクリュは、インパクトとしては弱い傾向にあるが、区画や生産者によっては、偉大なワインを造り上げている。. クリュの紹介の中でも造り手のことも軽く書いてますが、ジュヴレ・シャンベルタンを代表する造り手をもう少しだけ詳しく書いていきます(より詳しい詳細は別記事にする予定). ・アルマン・ルソー (Domaine Armand Rousseau). クロ・デュ・シャピトル〜Clos du Chapitre〜. ジュヴレ・シャンベルタン シャンポー. 「シャンベルタン」はジュヴレ シャンベルタン村の9つのグランクリュ(特級)の中でも最も地質が複雑なクリマで、標高270-300mの高さに位置し、最も北に位置する3つのグランクリュの一つで、熟成には長い時間がかかり、熟成しないと開かないワインです。(最低でも10年~15年)ブルゴーニュ赤ワインの代名詞ともなるのがシャンベルタンです。日本でも「ブルゴーニュの王」として一番有名な赤ワインです。. ナポレオンが遠征の際に必ず持って行ったといわれる特級「シャンベルタン」は、ナポレオンが愛飲したことで有名になり、シャンベルタンしか飲まなかったといわれるほどのお気に入りでした。. ・ジュヴレの獣臭はベリー系の果実味とチョコレートやバニラなどの樽香、スミレや土、梅の香りが加わり、熟成すると独特の獣臭を醸し出す。.

クロ・プリウール〜Clos Prieur〜. 若さの輝きである生き生きとしたルビー色が、年とともにダークチェリーのような深い赤に変わる。イチゴ、ブラックベリー、スミレ、モクセイソウ、バラなどのアロマが、熟成すると甘草、なめし革、毛皮、ジビエや森の下草のブーケに変化する。口に含むと偉大なBourgogne が広がる。力強く、リッチ、コクがあり、ボディとエスプリを感じる。ストラクチャーが堅固で、タンニンはビロードのようであり、テクスチャーは非常になめらかで硬さはない。若いうちはフルーティを楽しめ、心地よいが、このワインはなんといっても熟成向きである。それも長く熟成させるのがよい。ヴィンテージを学ぶにはすばらしいワインである。. ブルゴーニュ地方は、古代ローマ時代からワインの銘醸地として知られていましたが、当時は坂の下の方の、肥沃な土地に畑がありました。先ほどの地図で言う、村名ワインができる畑の方です。プルミエ・クリュ、グラン・クリュのような現代の偉大なブドウ畑は、後世の人々が必死に開墾した偉大な遺産なのです。.

ジャフラン ジュヴレ・シャンベルタン

2haという最大の区画を所有するドメーヌ・アルマン・ルソーは、ジュヴレ・シャンベルタンを代表する伝統派の生産者ですが、オーナーのエリック・ルソーは一級畑のクロ・サン・ジャックを特級畑のリュショット・シャンベルタンやマジ・シャンベルタンよりも上質のワインだと考えており、クロ・サン・ジャックの熟成に80%程度、シャンベルタンとクロ・ド・ベーズに100%の新樽を用いる一方、他のグラン・クリュには新樽を用いていません。また、ドメーヌ・アルマン・ルソーでの試飲では常に、クロ・サン・ジャックはシャンベルタンやクロ・ド・ベーズの直前、つまりリュショットやマジのあとで供出されます。. 次に各AOCで生産可能なワインのタイプ(生産可能色といいます)を覚えましょう。マルサネを除くと、赤白と赤が交互に並んでいます。. ・エレガントなジュヴレは、シャンボールミュジニーのエレガントさとは異なり、何かしら物足りなさを感じる。. ジュヴレ・シャンベルタン: 赤、この地区で面積最大の村名AOC. ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ド・ラ・ブリュネル. ■「男性的」と言われるジュヴレ・シャンベルタンのイメージとはジュヴレ・シャンベルタンのワインの表現で「男性的で力強い」などと言われることがありますが、本当はどうなのでしょうか。. ジャフラン ジュヴレ・シャンベルタン. そもそもGevrey-Chambertin (ジュヴレ=シャンベルタン)村というのは、みなさんもよく耳にするブルゴーニュ地区にある村のことで、ナポレオンが愛したという歴史的な背景と併せてブルゴーニュワインの王様と呼ばれています。. これまで私が参加したオンラインイベント(参加費のみ)としては最高額でした!さすがブルゴーニュです。せっかくオンライン訪問できるなら一緒にワインを楽しめるかな?と思い、ワインの価格を調べたら、ちょっと私には手が出なかったです。ブルゴーニュのプレミアムなワインは、庶民が月曜日の夜から適当に晩酌するためのワインではありませんでした…。.

・エレスティン (Domaine Heresztyn). 「『マジ・シャンベルタン』(Mazis-Chambertin) に接している。この畑から造り出されるワインは、秀逸なものばかりである。」. 「シャンベルタン」は、18 世紀には、ルイ 16 世が愛飲し、19世紀になると、ナポレオンが「シャンベルタン」しか飲まないほど溺愛し、その名声は不動のものとなります。. エストゥールネル・サン・ジャック〜Estournelles-Saint-Jacques〜. 車に乗ってワイナリー『クロード・デュガ』へ. 21:00に開始し、22:30に終了するプログラムです。.

ジュヴレ シャンベルタン ラ ジュスティス

3:AOC ジュヴレ・シャンベルタン(村名ワイン). ジュヴレ=シャンベルタン 地図 - ジュヴレ=シャンベルタンの地図. ラ・ボシエール〜La Bossière〜. ・日照条件が抜群な斜面の区画は、ワインに甘い風味と力強さをもたらす。. ということで、さっそくGevrey-Chambertin (ジュヴレ=シャンベルタン)村へ出発です!.

「『クロ・サン・ジャック』 (Clos Saint-Jacques) は、常に吹き付ける冷たい風を高さ 2 m の壁で囲み、ぶどう樹を南東向きに植えていることで防ぎ、高い品質を維持することが出来ている。この特別な『サン・ジャック』 (Saint-Jacques) は、5 人の生産者によって所有され、どれも非常に質の高いワインを造り出している。」. レ・カズティエは相当、評価高い畑です。力強く濃厚、高密度。まっすぐで上昇力がある。南東向き斜面です。. とりわけ、ジュヴレ・シャンベルタンの Grand Cru (特級畑) 「シャンベルタン」 (Chambertin) は、フランス 19 世紀の英雄、皇帝ナポレオンが必ず遠征先に持っていき、「シャンベルタン」しか飲まないほど溺愛したことで知られています。. ジュヴレ・シャンベルタン 2019. これに対し、個人的にもっとも信頼を置いている特級畑は、面積が最小のグリヨット・シャンベルタンで、9名の所有者にはドメーヌ・フーリエやデ・シェゾー[ドメーヌ・ポンソとドメーヌ・ルネ・ルクレールが別々の区画を耕作・醸造]、クロード・デュガやジョゼフ・ロティといった最良の生産者が名を連ね、高水準のワインを生み出しています。. ②マジ・シャンベルタン MAZIS CHAMBERTIN. 特別ナチュラルさなどは唄っていませんが、化学肥料は使いませんし、区画によっては所有する馬を使って耕しています。. シャルム シャンベルタン (Charmes-Chambertin) シャンベルタンの真下にあり、女性的でソフト、果実味豊かな丸みがある. Geverey-Chambertin 1er Cru Romuald Valot 1994 古いヴィンテージで、オレンジがかった色、熟成が進み、酸が溶け込んでタンニンを強く感じました。飲み頃. ジュヴレ・シャンベルタンにある 26 区画の 1er Cru (一級畑) の中で、優れた区画として、「クロ・サン・ジャック」 (Clos Saint-Jacques)、「カズティエ」(Cazetiers)、「クロ・デ・イサール」 (Clos des Issarts)、「ベル・エール」 (Bel Air)、「レ・コルボー」(Les Corbeaux) が挙げられます。.

ジュヴレ・シャンベルタン 2019

・冷風による涼しい区画や、日当たりが良くない区画は、力強いジュヴレとは対照的に、エレガントなワインとなる。. ジュヴレ・シャンベルタン メ サンク テロワール. 名前の由来は「ベルタン氏の畑」(champ Bertin)から来ています。. プティ・シャペル〜Petite Chapelle〜. マジ シャンベルタン(Mazis-Chambertin) 渓谷からの北風、骨格がしっかりとし、野性的、シャンベルタン クロドベーズの東隣. 「『フェヴレ』 (Domaine Faiveley) が『ベルナール・デュフール』 (Bernard Dufour) の描いたぶどう絵のラベルでワインを出している。あらゆる努力を払ってでも見つけたいワインの 1 本。」. 「リュショット・シャンベルタン」 (Ruchottes-Chambertin).

ジュヴレ・シャンベルタンには9つのグランクリュがありますが、名前の由来などを考えると、もともと素晴らしい土地だとは思われていなかった畑が多いように思えますが、現在のワインの味わいは素晴らしく、特にクロ・ド・ベーズとシャンベルタンの2つはブルゴーニュ最上の畑の1つです。. 例題: 下記の画像はフランス、ブルゴーニュ地方ジュヴレ・シャンベルタン村のグラン・クリュの地図です。地図上で1番の畑名を選択してください。. 途中、ドメーヌ・デュジャックの畑でヴィニュロン仲間に出会ったようです。すぐ隣の畑でした。. ジュヴレ=シャンベルタンの地図 - ホテル、観光名所の地図 - トリップアドバイザー. 畑の表土に酸化鉄を多く含むため、鉄っぽいミネラルを感じ、熟成するとアニマル、土っぽさ、ムスクのような香りが出てきます。. 「ここは、ジュヴレ・シャンベルタンにある、ジュヴレ・シャンベルタンのためのドメーヌである。ジュヴレのラベルを身に着けたものの中でも最も偶像的なもの、1. ・石灰土壌に粘土土壌が少ない区画は、軽めのエレガントなワインとなる。.

ジュヴレ=シャンベルタンのロマンチックホテル. 00ユーロ、日本円で3, 700円前後です。. ジュヴレ・シャンベルタンのワインは、際立つルビー色から真紅・ガーネット色を呈し、男性的で力強いボディを特徴とし、余韻が長く、熟成により真価を発揮します。. そして9つあるグラン・クリュが全て1箇所に集中していながら、それぞれ全てが違う個性を持っているところもこの村の魅力です。. ワインの種類/品種名:赤のみ/ピノ・ノワール. 豊満な果実味のエレガントな味わい。偉大性も兼ね備える。. 原産地統制呼称法に先立つこと80年、1855年に出版された "Histore et Statistique de la Vigne et des Grands Vins de la Côte d'Or" (『コート・ドール県のブドウ樹および偉大なワインに関する歴史と統計』) においてジャン・ラヴァル博士が行ったコート・ドール初の格付けは、特に地質に着目し、畑を4段階に評価する方法を取りました。ジュヴレ・シャンベルタン村で最上位のTête de Cuvée (特級ワイン)に指定されたのは、クロ・ド・ベーズを含むシャンベルタンのみで、これに次ぐカテゴリーであったPremière Cuvée(一級ワイン)の筆頭は、1936年に原産地統制呼称法でGrand Cru (特級畑)とされたマジ・シャンベルタンやリュショット・シャンベルタンではなく、現在も一級畑のままのクロ・サン・ジャックでした。政治的意見の入る余地が少なかったラヴァル博士の格付けは、現在もブドウ畑の真のポテンシャルを示しているように思います。.

シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの道路を挟んで向かい側には、シャペル・シャンベルタンという畑があります。シャペル(Chapelle)はフランス語でチャペルの意味。かつては実際に、聖母マリアを祭るノートルダム教会があったそうです。聖母マリアは王家の守護神だったため、1789年のフランス革命の時に、この教会は解体させられてしまったそうです。. シャペル シャンベルタン (Chapell-Chambertin) チャペルが由来、昔礼拝堂があったがフランス革命で破壊された、果実味豊かでシャルムより固め、グリオットシャンベルタンの西側に位置. Marsannay, Gevrey-Chambertin, Pommard, Meursault. なので、もう少し車を走らせて有名なワイナリー地区を見に行くことにしました!. 他のプルミエクリュと比べて芯が硬くないのも特徴です。. BVA) パリ・ボーヴェ・チル空港周辺のホテル. ⑦シャルム・シャンベルタン CHARMES CHAMBERTIN.

Mon, 20 May 2024 11:18:53 +0000